日々の一場面より

朝、顔を合わせると「会いたかった〜」と手を取り合い、

帰り際「寂しい〜」とまた手を取り合うお二人。

 

人と人との関わり。

誰かを想い、誰かに想われる。

 

心配や不安を口にすると、

「大丈夫?」と心配してくれる同世代がいて、

「皆、一緒だよ!」と励まし合える存在がいる。

 

私たち職員が、何かお手伝いさせていただいたり、お力になれたらというところもありますが、

同世代の方同士の声のかけ合いこそ、

深い安心や納得があるのだと思います。


退職した方が送ってくださったきんかん。

皆さんでヘタとりや、楊枝で穴あけ。

楊枝をさすたび「いい香りねー」と、

いい香りが漂います。


15時の珈琲タイム。

ご自宅でも、ご自身で珈琲を淹れていらっしゃる方に、皆さんの分をご用意いただきました。

 

ミルクの量など「これ少ないかな」と微調整して下さったり、「運びましょうか」と、配膳してくださることも。

 

「今日は〇〇さんが淹れてくださいました」

と皆さんにお伝えすると、

「最高に美味しい」と絶賛でした。


 

※令和5年5月現在 マスク着用や換気等の感染症対策を継続しながら、

 以前の活動や交流を再開しています。

 


~昼食作りを全面的に再開~

 

春日町・大泉事業所ともに、

皆さんでの昼食作りを全面的に再開しました。

 

コロナ禍において、皆さんにお手伝いいただくことを一旦中止し、職員のみで昼食作りを行う時期もありました。

その後、一部再開としていましたが、今回全面的に再開し、皆さんでメニューを考えたり、

                         米研ぎや野菜の下ごしらえ、炒め物、味付け、

                         盛り付け、配膳などもご利用者の方にも担って

                         いただいています。

                         


4月半ばにじゃがいもの種イモを植えました。

畑仕事をするならと長靴を持参し、耕したりお世話を

してくださる方がいらして、心強いです。

まもなく1か月。ぐんぐん成長していて、

皆さんで成長を見守るのが楽しいです。

野菜つくりの本を見ながら、間引く作業も。

 

 


「エビフライが食べたい!」のリクエストを受けての

昼食です。皆さん、大好き!と仰り、大好評でした。

 

やまのやでは、開所当初よりお昼ご飯をデイサービスのキッチンで作っています。

 

栄養あるお野菜をたくさんとって、

おいしくいただくことが元気の源だと思っています。

 

また、いらっしゃる方の体調や好みを考えながら、

食材を考え、調理方法を考えることができ、

食欲が落ちた方への配慮もすることができます。

 

季節の野菜を手に取ってもらい、「こんなに重い大根みたことない!」

と大笑いしながら、その野菜の重みを感じたり、

「〇〇にして食べたいね~」とおしゃべりの話題になったり。

 

デイサービスで過ごすこと、お世話をされることが苦手な方には、

お料理の担い手として、活躍していただける場となったり。

 

 


やまのやでは、

外にでて過ごす時間を大切にしています。

 

心地よいお天気の中というのはもちろんですが、

体に無理がないよう気を付けながら、

暑さや寒さを感じる日でも、できるだけ外にでます。

 

その季節ごとの、空気に触れること、

その季節の草花や空気のにおいを感じることが、

人にとってとても必要な時間だと感じています。

 

私たちは、普段否応なく、外にでかけ、暑さや寒さを感じて生活していますが、

家にとじこもりがちになっている方では、

外を歩く機会がほとんどないという方も少なくありません。

 

出かけるのは、億劫かもしれませんが・・・

腰をあげ、一歩外にでてしまえば、

青空やお日様や、心地よい風になんとも清々しい気分になります。

犬や鳥に癒され、公園にきた子どもたちに、元気をもらいます。

 

今日もまた、「いいよ、そんなの行かなくたって」と仰っていた〇〇さんに、一押し声をかけ、

でかけてしまえば、、、、

「お天道様はありがたいね~」と何度もおっしゃり、色とりどりのお花に目を奪われ、

「気持ちいいね~」と戻られました。

 

こういう日々の積み重ねが、心と体の健康につながるものだと思っています。

 


「できることがあれば言ってちょうだい!!」と

言ってくださる方はとても多いです。

 

「自分ができることがやりたい」

「お世話になるだけでなく、役に立ちたい」

 

 年を重ねて、体に不自由がでてきても、

 その気持ちは変わらない。

 むしろ、手伝ってもらう機会が増えるからこそ、

                 その気持ちが強くなられるのではないかと感じます。

                                                       

                 「人の役に立てている」と実感できることが、

                  頑張ろうというエネルギーになることも、

                  年齢に関係ないのだと思います。

 

                  現在は、新型コロナウイルスの感染症対策で

                  調理は職員だけで行っています。

 

                  これまでも、調理を皆さんで行う大きく意義を感じ

                  続けてきましたが、

                  皆さんでの調理を休止したことで、

                  より一層その意義の大きさを強く感じています。

 



お彼岸にぼた餅作り!

今回は、ごまのぼた餅作り。

「胡麻すりがお得意な方〜?」と皆さんにもやっていただきました。

大きなぼた餅も、皆さん「大好き」とペロッと完食されました。


季節を感じながら、おしゃべりする時間。

大切にしている時間です。


お彼岸は、あの世とこの世の距離が最も近くなるんですってと、お彼岸にまつわるお話をしたり、

ご家族との思い出を伺ったり。


コーヒーを淹れて下さる姿が様になる○○さん。

「昔とった杵柄〜」と、配膳や下膳をして下さることも。